2019年6月4日火曜日

2019年 九州の旅 ㉔ 知覧特攻平和会館 ④




一台のピアノが展示されている。




音楽を志しながらも戦火に巻き込まれた若い特攻隊員が出撃の前日

そこにフッペルのグランドピアノがあると聞きつけて
基地からの片道10キロの道のりを走ってやって来て、最後の演奏をしたそうである。




曲は「月光の曲」





戦争とは才能のある人をも殺してしまう




戦後、、彼らが戻って来るのでは無いかと思った
先生や生徒の願いも空しく

彼らは戻ることが無かったそうである




売店にこの物語の絵本があり
不覚にも大泣きしてしまつた。




あのなでしこ隊で女学生が桜の枝をふる写真の穴沢少尉の遺書も


実らなかった恋
恋人に宛てた遺書です。






愛する恋人の未来を思う言葉が書き綴られている。








また・・




本来・教官であって特攻には行かなくていい人

自分が教練し、送り出すのに耐えかね自らも特攻志願し続け

それを見ていた妻が

「一足お先へ逝って待っています」

・との遺書を残し

私たちが居たならご存分にご活躍が出来ないでしょうからと

幼い手を引いて妻が入水自決された。

自らの指を切り血の嘆願書を書き

事情を知っていた軍部もやむなく承諾、、

生徒からは出撃の際に軍刀の一振りが贈られた方の遺書にも

胸が締め付けられる、、






母にあてた遺書が多かった。

遺書はどれも涙を誘うものであつた


勇ましいものもあったが

実の心情はいかばかりであったでせうか



北海道の方の遺書で

「おれが死んだら何人無くべ」

・というシンプルな遺書に頭撃ち抜かれた!


涙す





来れる間来て拝読させて頂こう。




こういう施設が出来て良かった。




同じ日の丸でも中身が違う。




違う国やろうな。








平和の鐘













特攻隊のお世話をしたお母さん


























今一度平和の尊さを考える。










0 件のコメント:

コメントを投稿