国はどうやらこの地域を完全に見捨てている。
遠くから流れて来たコンテナ。
家の残骸や・・
破壊された車。
耕運機など。
ロングアームのユンボもキャビンがペッタンコ。。
クレーンも倒れてる。
寄り添うように残るたった2本の松。
このくちゃくちゃになった赤いのは消防車か。。
何の高台も無いこの場所では・・助からない。
東日本大震災発生時から消防団は、水門閉鎖に向かう。
防災無線が機能しない中、
住民の避難誘導中に津波に襲われた。
岩手、宮城、福島3県の消防団員の死者・行方不明者は253人に上る。
消防署の職員は27人という。
この数字からも
いかに最前線である消防団員の犠牲が大きかったのかが伺える。
彼らは普段は別の仕事をしてる。
漁業従事者だったりサラリーマンだったりする。
小さな村には消防署が無い。地域を守る為に普段から活動されていた。
報酬は年間2万5千円という。
火災などの出動で付く手当は
3000円ほど。
まるでボランティアのような感じデス。
そして団員の大半が、個別無線を持っていなかった。
東北一帯で大規模な停電が起きていたから、携帯電話もつながらない。
そのようなわずかな訓練・貧弱な装備で危険な任務に当たられていたようです。
消防団員の公務災害に対しては市町村が掛け金を出している
「消防団員等公務災害補償共済基金」の補償がある。
死亡した場合は
2700万円が遺族に支払われる仕組みになっている。
ところが、資金不足で規定額の4割しか支給できないことがわかった。
規定額を一律2700万円から1100万円に大幅減額し、
国に対して減額分に見合う遺族への支援を求めている・・・・。
復興予算を関係の無いところに流用したり
原発の止まってる間の火力発電の燃料代100億円を復興予算から出すなら
こういう部分にこそ使うべきである。
疲弊する消防団、
わずかな訓練・装備と報酬で危険な任務--震災が突きつけた、日本の課題
■未曾有の災害に立ち向かった消防団員の苦闘の活動記録!
消防団の闘い
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