2013年8月27日火曜日

2013 浜通り 大津波の爪痕 ⑦ 潰れた消防車


 
 
国はどうやらこの地域を完全に見捨てている。
 
 
 
 
 
遠くから流れて来たコンテナ。
 
 
 


家の残骸や・・
 
 

 
 
破壊された車。
 
 
 
 
 
耕運機など。
 
 
 
 
 
ロングアームのユンボもキャビンがペッタンコ。。
 
 
 
 
 
クレーンも倒れてる。
 
 
 
 
 
寄り添うように残るたった2本の松。
 
 
 
 
 
このくちゃくちゃになった赤いのは消防車か。。
 
 

 
 
何の高台も無いこの場所では・・助からない。
 


 
 
東日本大震災発生時から消防団は、水門閉鎖に向かう。
 
 
防災無線が機能しない中、
 
住民の避難誘導中に津波に襲われた。
 
岩手、宮城、福島3県の消防団員の死者・行方不明者は253人に上る。
 
消防署の職員は27人という。
 
 
この数字からも
 
いかに最前線である消防団員の犠牲が大きかったのかが伺える。
 

 
 
彼らは普段は別の仕事をしてる。
 
漁業従事者だったりサラリーマンだったりする。
 
 
小さな村には消防署が無い。地域を守る為に普段から活動されていた。
 
報酬は年間2万5千円という。
 
火災などの出動で付く手当は
 
3000円ほど。
 
 
まるでボランティアのような感じデス。
 
 
 
そして団員の大半が、個別無線を持っていなかった。
 
東北一帯で大規模な停電が起きていたから、携帯電話もつながらない。
 
 
そのようなわずかな訓練・貧弱な装備で危険な任務に当たられていたようです。
 
 
 
 
 
 
消防団員の公務災害に対しては市町村が掛け金を出している
 
「消防団員等公務災害補償共済基金」の補償がある。
 
死亡した場合は
 
2700万円が遺族に支払われる仕組みになっている。
 
 
 
ところが、資金不足で規定額の4割しか支給できないことがわかった。
 
規定額を一律2700万円から1100万円に大幅減額し、
 
国に対して減額分に見合う遺族への支援を求めている・・・・。
 
 
 
 
 
復興予算を関係の無いところに流用したり
 
原発の止まってる間の火力発電の燃料代100億円を復興予算から出すなら
 
こういう部分にこそ使うべきである。
 
 
 
 
 
疲弊する消防団、
わずかな訓練・装備と報酬で危険な任務--震災が突きつけた、日本の課題
 


 
 
 
 
 
■未曾有の災害に立ち向かった消防団員の苦闘の活動記録!
消防団の闘い
 
 
 

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