難航していたFLH用鋳鉄製ミッドステップキットも終焉へ
これはエンジンマウントから取るステーです。
ビルダーさんなら日常茶飯事の事。
工場でもやってる事は同じです。
ただし、同じ精度で同じものを数作らなければいけないのとの違いだけですね。
面もしっかり取る。
小さな部品でも手を抜いてはいけません。
これはブレーキのマスターシリンダーを固定する部品です。
位置をけがいてポンチ打って・・
小さなボール盤でやるか大きなラジアルボール盤でやるかの違いです。
アナログな手法は変わりません。
横のスプレーは歯の食いつきが上がる。
工場のプロはそういうモノを使ってる。
ステップを立ち上げる部品です。
鉄の鋳造、ダグタイル鋳鉄で出来ています。
強度が高い割に粘る。 (折れにくい)
コンロッドなどに使われる素材。
ここは面が必要な箇所です。
ステップが傾いてしまいますからね。
固定用治具ももっといいの製作・・
いや、鋳物はひとつづつ違うからなぁ。
裏は届かない分だけ余分に擦った。
マスターシリンダーのフレームから幅を決めるカラー
純正よりいい位置に来るように調整しています。
短いのはロッキードの土瓶マスター用
こうなるんです。
角マスター用は長い。
各種ボルトやナット、ワッシャーなどもすべてキットに付属します。
ブレーキワイヤー決めれば完全ボルトオン。
基準点を出す、捨て削りの出来ない鋳物相手に頭を悩ませ
旋盤穴開け用治具、NCフライス固定用治具、マシニング固定用治具から
すべて工夫して製作し、
無給油で行けるブッシュも採用しより長く使って頂けるように・・。
頭を悩ませた日々もやっと報われる。
黒田屋さんの努力の賜物です。
第一弾は型を作ってくれたJUNK RIDEさんへ出荷しました。
鋳物屋さんも手込めで複雑な通常鋳物で抜けない物を作ってくれてるし
加工、部品点数も半端ない多さ。
数は作れないと思います。
部品も作ってただ売ればいいわけじゃない。
自分たちは未来のビンテージパーツを日本製の高精度で作るという夢を持っています。
それが信念です。
それが信念です。
FLH用鋳鉄製ミッドステップキット 98000円
ご注文頂いても数か月は待って頂く事になると思います。
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