2014年5月24日土曜日

旧佐世保無線電信所 (針尾送信所) ①



佐世保には旧海軍の無線の送信所があるという。
真珠湾攻撃の暗号電文 ニイタカヤマノボレ一二○八を打ったとか打たなかったとか・・。




太平洋に展開する連合艦隊に向けて電波を届けるには
こんな巨大な施設が必要やったっんやね。




大正七年、1918~1922年にかけて総工費155万円、現在の価格にして約250億円
無線塔一基あたり30万円、現在の価格にして約50億円を掛けて建設した。





一辺が300mの正三角形に3本配置されてる。





昔は中が見れなかったらしいけど地元ボランティアのガイドさんが3人も居て案内してくれる。




後世に残していくというのは大切やね。




見えて来た。





高いなぁ。




上の直径は3m




下は12mもある。




工事に使った巻き上げ機











なぜこんな重要な施設を米軍は空襲して破壊しなかったと言えば・・
日本海軍の暗号はすでに解読されてたからね。




解読された海軍D暗号

そしてそれが山本五十六連合艦隊司令長官の乗る搭乗機を
待ち伏せで撃墜されるという悲劇へとつながって行く。




今も昔も誰も責任を取らない日本人の悪習。。






高さは136mもある。

ボランティアの方は今でも登るそうやわ。




バラ板の型枠。





本当にいい仕事している。

海軍の仕事やから一級の職人を集めたんでしょうね。






分厚い。




軍艦島を見ても、昭和に建てられたマンションは崩壊してるのに大正期のは一番程度が良かった。




そういえば神戸・三宮の高架下も大正時代、今もその上を電車が走ってる。

いい仕事してた誇りある時代と

昭和に入り高度成長期の人間の荒み方。

そして輸入品に頼り安かろう悪かろうの現在。



....色々考えさせられる。







明かり取りと換気口









素晴らしい構造物に心が震える。






この空気が伝わればいいのですが・・。













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