2013年8月28日水曜日

14インチ カル鉄ホイール製作 マシニング編 ⑤





次の日、無事に再稼動した。



昨日のクラッシュの原因は

刃が10センチ上がってから横に移動するプログラムなんやけど・・。



同じ森精機の機械やけど

制御板のメーカーが変わってるから前のプログラムを読み間違えて

上がるのと同時に横に移動した為に起こった。

斜めに動いたみたいな・・。





その部分のデータを変更し

宙に浮かして動きを見てから再始動させた。







昨日の事故があったから怖い。。







次の工程はスポークの間を一マスずつ深く削ってる。


   














動画も。







6マス彫る。







ココで自動停止
2時間おきくらいで新品の刃に交換しないといけない。






刃も高いんやろうナァ。。






台が大きいから二つ並べて彫れば効率いいかなぁ?








まだまだ中間。







裏のスポークが間と間から見えて来た。






刃を交換ス。






再度彫る。








今回は刃の上がりが大きい。
随分安全マージン取って逃げてるんやなぁ。















送りのスピードも遅くしてる。







いよいよ表面の荒取りは最終段階へ






本当に長い間時間が掛かるんやなぁ。







でも見てて飽きないよ。。。


そしてブザーが鳴って停止した。





表面の荒取りはこれで終了。


鉄の削りカスは金色に見えるなぁ。
これが鋼ならもっとグレー色に。






硬い鉄を随分掘ったもんやなぁ。





。。。






しかしこれは表面の荒取りのみ。

仕上げはココからさらに1ミリ削って行く。

中間削り

本仕上げ。


と三工程。


最後手仕上げもあるなぁ。






今夜は3時間56分掛かった。







前も1時間半ほど動いてからクラッシュしてるから5時間半ほど掛かってる。

両面の荒取りで10時間

中間削りやら

両面の仕上げはあと十何時間掛かるんやろ?

そして最後旋盤の歪み取りで1ミリリム部分とハブを仕上げる。



皆さんに知ってもらいたいのは2000万級の機械を使い

これだけ大変な時間が掛かる作業をしてるという事。

皆さんにお渡ししてる単価ではとても人件費は出ないという事なのです。



よく儲かってるとか言われるけど

そういう人はどれだけ浅はかなコトを言ってるか気付いて欲しいんですよね。



雑誌等含めて

正当な価値観の無いこの国じゃ物創りは衰退の一途を辿るのを危惧している。





昔のもの高値で買ってただ付けて 「リアル」 とか書いてる雑誌って終わってる。。


先が無いなぁ。。。。








まぁ、、

自分のわくわくドキドキの自己満足の為に

そして何より誇りの為にやっていくしかないんですよね。









明日の中間削りの準備に入る。





ボールエンドミルという刃。

これで1ミリを漉き取るように彫る。





先が丸いでしょ。

だからボールエンドなのかなぁ?





明日のブログの更新予約と・・飲んだから帰れない。





これが終わったらフロントの19も。

好きな部分を沢山盛り込んで新データを起こすんやわ。。。





今日はホテル・バブルエースで寝る。

もの造りについて色々考えてしまつた。




もう一本頂いた。




朝焼けが綺麗やわ。
小生の小汚い心と違って。。





ナックルの外装と

奥ちゃんの外装が帰ってくる。


帰ってナックル組まんとなぁ。



明日の夜もマシニング。

とフロントの19の打ち合わせか。







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