2013年8月30日金曜日

2013 浜通り 大津波の爪痕 ⑪



津波の痕跡が酷い原発から10キロ~15キロ圏内の海沿いを往く






流された墓が一箇所に集められている。






もう土台はぐちゃぐちゃに破壊されて骨もどこ行ったか・・。





鉄筋コンクリートをも破壊する威力。。





防災林も見る影も無い。








いや、、よく耐えたというべきか。







海に出た。





防潮堤もことごとく破壊されている。







多くの人を飲み込んだ海。





南相馬の海はサーフィンの世界大会も開催されてた名所である。








人間の作ったモノなど自然の猛威の中では・・はかなく脆い。。











上の方まで皮がめくれてる。






鳥も被曝してるなぁ。





上の方まで葉っぱが無い。





今はこのつい立の中に膨大な量の車や瓦礫がおいてある。





ズルむけの松。






吹き飛ばされたんやら塩害で枯れたのも多いんやろなぁ。






水の引く気配は無い。





ココは南相馬の原町区みたいやね。





アスファルトも無い。






ナンか陸前高田の奇跡の一本松に億の金使えるのは笑える。


あのそばに本当に生きてるホンモノの一本松もあったんやけど
有名でないんで先日切られた。。


地元の方が発信していた。



つくづくアホやなぁ・・と思う。


奇跡なんて無いのにね。


そんなしょーもないサイボーグに億の金使うなら残ったのを生かすとか


被災者に金使うとか出来んもんかなぁ。









今回の津波災害。

千年に一度どころか110年ほど前にも同じ災害が起こってる。



何も学んでないという事。


しかしココはそういうのとは明らかに違う。



ココは津波災害だけではなく原発災害。


そこを履き違えてはいけないだろう。







原発から10数キロ離れた南相馬市の原発の交付金は年間1億円。


でも被害は同じようにこうむる。





多くの助けを呼ぶ声がしたのを聞いていながら捜索は行われなかった。


一ヶ月後に3日だけ。


もうカラスに食われ放題。








この地にはいまだ多くの遺体が発見されず残っていると思う。






これが捜索すらされなかった黙殺された被災地。






ボランティアも放射能恐れ、来ない現実。







東京から一番近い福島県
でも一番遠いフクシマ、、







こんなチェルノブイリみたいな場所支援するより

あっち行った方が安全でしかもいい人に見えるしね。


フクシマを支援する団体はあまりに少ない。


それだけフクシマの闇が深いという事だろう。







ここにはそんな怨霊のようなものが渦巻いているような気がしてならない。





 
基礎もさらわれて浮いている。






ん!?






あれは??







鉄筋コンクリートの建物が流されてる。









この巨大なコンクリは何だろう。







美しい公園は地域の顔です。

もう放射能ですっかり汚された。










元は展望台みたいな建物だったんでしょうか?








左から基礎部分 底に砕石が付いている。

その上が犬走り=テラスやね。








こんな重量物でも津波は運んでしまうのかぁ。。






二段目のコンクリの下まで土で埋まってたのに。






多くの命を飲み込んだ海

残酷な自然の猛威。


凶悪な一面を見せる自然だが・・

恵みを与えてくれるのも大自然。


人間の都合では動いていない。


 







自然には人間は勝てない。

防潮堤などで防ごうと思うのは胆略的でおこがましい話だ。






その防潮堤の裏側。






人間の作ったモノなど何の役にも立たないんやなぁ。










。。。。







この大海原を見てると切なくなってくる。。








重力式擁壁も吹き飛ばされてる。。





べビカーかなぁ。

想像してしまう。。





橋の土台しかない。






遅ればせながら工事している。


ココは死の町


復興とは縁がないだろう。





現在18時34分

南相馬・小高地区の海沿い








南相馬に併合される前の小高町の看板が立っている。





誰も居ないけど・・

ものすごい大勢の人に見られてる感じがして恐ろしい。

赤間さんが車から降りて来ないのもその為か。


ものすごい怖い。。



逃げ出すように去る。





くちゃくちゃやなぁ。





福島トヨペット。








乗ってた人はなぁ。




一階が倒壊してる。





二年半経ってこれじゃぁなぁ。。

捨てられた町。





去年見た場所が分からずウロウロしている。





う~ん。。





あった!





去年はココに・・





車が挟まってた。




えぐられた大地。





すこしづつ解体もしてる。





ココは少し高いから家は残ってる。

一階は壊滅やけど。








これも去年からあったなぁ。
少し位置が動いてるけど。





貼ってから1ヶ月で撤去。
もう7ヶ月経ってる。





持ち主はこの世に居ないんやろなぁ。






ホイールごと引きちぎられた車もあったなぁ。





今頃になってやっと片付けしている。

他の被災地より二年半遅い。





去年の4月にはココまで浸水したままやったそう。






ココは海から2キロほど内陸部。







コレも去年のまんま。





悲しいね。。





草原のようになってしまってる。






ダンプか。





エライ明るいなぁ。。。





希望かぁ。






複雑な思いで警戒区域から帰る。




赤間さんのもうひとつのお店。 原発から20.3キロの拠点。





あらら・・。





福島市に戻った。





原発から60キロ
しかも高濃度に汚染されている。




JR福島駅前 3,2マイクロシーベルト




劣化ウラン弾。 アメリカ軍に打ち込まれた地域はものすごい被害が出てる。
 




3.3マイクロシーベルト

半減期45億年!!!
 
 



福島駅前から近いアパホテル前歩道。

8.02マイクロシーベルト




もしフクシマに住むなら本来ならこんな格好で滞在は2時間まで。




もうなにもかも打ちひしがれた気分。。




何も出来ない。。




この日は悲しいお酒でした。。




でもなぁ、、

さっきのアパホテル前なら年間70ミリシーベルト。



 
どう考えても避難すべしデス。。





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