2013年11月29日金曜日

造形を重視した鋳物の加工は・・非常に困難の巻



眺める度に

素晴らしい仕事をしてくれたとしみじみ思う。






この複雑なのをよく鋳物でぬいてくれたなぁ。





ここからは黒田屋の番

素晴らしい仕事を無駄にする訳にはいかないのダ!





ケガキスプレーで色を付けて





けがいてポンチ打って





穴を開ける。






うまく開いた。

この鋳物はどこにも面が無いので加工基準を取るのが難しい。


捨て削りも一切出来ないんでね。

すべては質感の為に。







固定用の治具を作る。









NCとか最新の工作機械があっても無駄なんよね。

頭ひねってやるしかない。






簡易的なモノが出来た。





丸も丸でないからカラーを置いて位置を決める。





ココは特に穴が深いんで難しい。



ハーレー純正でも鋳物の部品はおもっきしセンター出てなくて

昔は笑ってたけど・・。


今ならその理由が分かるなぁ。




ブレーキ側もね。






失敗したら鋳物屋さんに申し訳ないから

ものすごく遅いスピードで穴を開けてる。


一つの穴開けるのに通常の何十倍も掛かる。

通常の工場なら絶対やってくれないんやないかなぁ。






鋳物屋さんにしても一つ一つ手で型にこめてくれてる訳やし・・。





加工もこのスピードでは

大量生産は不可能だろう。



こんな事ばっかしやってるからいつか大神戸もコケるでしょう。





こちらはCVのキャブカバー

アルミ鋳造





こっちは鉄。






CVの穴位置をNCに座標を打ち込む。





ポンチで小穴を。

斜めの場所に穴を開けるんやからね。




祈るような気持ち。








そしてこの斜めの加工が一番恐ろしい。。





わずか2ミリのキリで深く穴を開けなければいけない。

キリギリまでスピードを落とす。



神様・・って感じデス。。




何とか鉄でも穴が開いた。






アルミも満足の出来。。。

ありがとう。




33も41も加工しなければならないし・・





時間だけは過ぎてゆく。





ハーレーの世界は雑誌等で斜に構えてスカしてたら決まる

偽者が多い世界やけど。



ココには本物のリアルがあるんやわ。

自分は工場が好きだ!









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