2011年5月6日金曜日

それでも原発は必要か


少し前にこんな本を買った。


住民100人の証言の中に気になる記述を見つけた。
前に福島の方に聞いてはいたが・・。


福島第一原発のある双葉町や大熊町は

原発による国の交付金でびっくりするような立派な道路や施設
人口も増えて活性化や雇用など。

税金も安くなるわ子供の病院代も免除やわと。

今回の原発の被害でも東電社員の誘導の元
温泉旅館やホテルなどで一家族一室が当てがえられた。

町のほとんどが原発にいい思いさせてもらったから
事故が起きても一概に批判はできないね。・ともある。

***

そして他人事という意識と、原発に依存する過疎の村の体質が
選挙での新知事のすべてが原発推進派という結果なのかもしれない。

過疎の村々に恩恵もたらしたのも事実やし..。
沖縄の基地問題と同じく根の深い問題かもなぁ。





しかし恩恵受けてる人はまだしも恩恵の無い方々にも被害を及ぼすのが
原発という名の原爆やわ。

首都圏の被曝量も最大66ミリシーベルトという試算が出た。

今まで原発で働いて犠牲になられ労災認定されている多くの人は40~50ミリシーベルト以下。
広島原爆の被害者認定の最低は5.2ミリシーベルトでだ。

今後、数年から数十年掛けて多くの方が亡くなるやろなぁ。


飯館村の被曝量はすでにチェルノブイリの倍。


放射性物質の拡散予測情報に
SPEEDIが約120億円、ERSSが約155億円。全部合わせて275億円ものお金掛けてやって来たのをわざわざ隠すんやから。

まぁ、国がそう決めたんやから仕方ないか。
あんな事故が起こった後でも民意も50㌫原発に賛成やし..。

ドイツが原発廃止決める中、当事者の日本はバカやなぁ。。


昔、米ソが原水爆実験してた頃は世界中に死の灰が降り注ぎ6500万人死んだという統計がある。

中国なんかは民族浄化に使ってる。



ひとたび事故を起こせば周りに甚大な迷惑が掛かる。
しかし雇用を守りたい過疎の村の事もある。

雇用を守りつつ自然エネルギーに切り替えてって欲しい。

そんな中で新火力(コンバインドサイクル)発電が注目されている。

同じ発電量でも建設コストは原発の10分の1。 
発電コストは実は原発が一番高い。。

安くて早くて安全でCO2を極力出さない。
死の商人共がという利権さえ手放せば実現するやろなぁ。




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