2013年1月8日火曜日

年のはじめに考える 原子力の時代を超えて


 
フクシマは教えています。
 
 
人間はいまだ、自然の猛威にあらがう技術を持ちません。
これからも持ちうることはないでしょう。
 
 
雨風に運ばれ、複雑な地形の隅々にまで入り込んでしまった放射能を集めるすべはありません。
 
 
ひとたび事故が起きたとき、電力会社はおろか、
政府にも、広範で多様な損害を満足に償うことはできません。
 
 
補償は莫大(ばくだい)な額になり、安全のための補強にはきりがない。
ほかよりずっと安いといわれた原発の発電コストが、本当は極めて高くつくことも、
福島の事故が教えてくれました。
 
 
核のごみ、危険な使用済み核燃料の処分場は決まりません。
各原発の貯蔵プールからいまにもあふれ出そうとしている。
 
 
その上、原発の敷地内やその周辺からは、
大地震を引き起こす恐れのある活断層が、次々に発見されています。
 
 
日本列島は地震の巣です。
原発を安全に運転できる場所など、あるのでしょうか
 
 

 
 

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